タロット-スート雑感「序列」

小アルカナにはいわゆるスートと呼ばれる四つの種類がある。
タロットになじみのない人でもトランプで言うところのスペード・ハート・クラブ・ダイアといえば分かってもらえるだろう。
で、スートの序列ってのが何故か占者によって異なる。
 
いわゆる剣(トランプで言うところのスペード、以下同様)は騎士階級。
聖杯(ハート)は、僧侶・聖職者・教会。
棒(クラブ)は、農民・庶民。
金貨(ダイア)は、商工業者・職人。
 
普通なら「剣→聖杯→棒→金貨」の筈だけど、たまに剣と棒が入れ替わって「棒→聖杯→剣→金貨」となっている場合が多々ある。
棒が司っているのが「火」と言うこともあり、「一番最初に生まれたもの」と言われている。
 
が、剣の方も「最大のエネルギー」とか称されることもあるし、「セフィロトの樹」と呼ばれる考え方だと剣の序列は最上位である。
トランプでもたいていはスペード→ハート→クラブ→ダイアの筈だけど……。
日本でも「士農工商」って行っていたし。……まあタロットだと「士僧農商」って所か?((歯の病気みたい(苦笑)))
 
こればっかりはとるものの違いによって変わってくるのだろうけど。
ちなみに私は「剣→聖杯→棒→金貨」派です、念のため。