警視庁鑑識班

火曜サスペンス劇場(日テレ)。主演は西村和彦。2005年2月1日放映分で18作目。また、2004年に連ドラ化、全10話。
警視庁刑事部鑑識課の活躍を描く科学捜査ミステリー。
コツコツと地味に証拠集めをし、分析をする姿が好感触。
CSIと比べると本当に地味ですが、いかにも日本警察らしくコツコツとした姿が特徴。
例えばCSIだとコンピューターにかけて照合してプリントアウトって言うパターン。
が、鑑識班でもそう言うシーンもありますが殆どがファイルを一枚一枚めくって目で照合しています。特に指紋とタイヤ痕と足跡*1
ちなみに私のお薦めは写真班の岸野さん。「岸野さん、写真お願いします」というセリフが聞こえると嬉しくなっちゃうんですよねぇ。
そうそう、科捜研もありますよ。本当に分析専門ですけど。グレッグみたいに陽気じゃなく、研究者という感じです。「出た出た」と嬉しそうに言う法医担当の石田技官。「死体は語ってくれなくても、ものは語ってくれます」とニヤリと笑う第一化学の沢村技官。
連ドラ化もされましたが、一時間では鑑識班の細々とした作業が十分に発揮されずややトーンダウン。
こればかりは二時間ドラマでなくては魅力を発揮できないと言うことを図らずも露呈した感じでした。
 
以下簡単なキャラ説明。
中山淳彦(西村和彦)…主人公。元は刑事志望だが鑑識に入って早七年。いつもはスケッチブック片手に全体を見渡していることが多い。父も刑事で殉職。
大宮秀則(清水章吾)…鑑識班管理官。温厚実直。性格的に捜一には逆らいがたい。
岩崎鉄男(角野卓造)…鑑識班係長。「鬼の鑑識」と称される警部。一課であろうと自分の意見を曲げない頑固者。
伊村博美(雛形あきこ)…指紋係。珍しく色気のない地味キャラを演じている。連ドラ版より登場。このため岸野さんは指紋から写真へ(苦笑)。火サス版(18)では欠席。
菊地慎一(三浦浩一)…本庁捜一警部。何かと鑑識にからんでくるが「事件は一課のもの」という意識から。
星合由美子(南果歩)…中山の思い人。実は中山の父を殺した男の元妻。連ドラ版より登場。火サス版(17)(18)は欠席。
 

警視庁鑑識班(18)

強盗傷害の家宅捜査中、鑑識班は容疑者の車に人をはねた痕跡を発見。
容疑者の証言通りに捜索中、刑事達は首吊り死体を発見する。
そして、埋葬された轢死体を発見。しかし容疑者は死体遺棄を否認していた。
→いきなり冒頭で指紋係が新人になっていたのにびっくり。
岸野さんに「ガサ入れは初めて?」と声をかけられていた緊張感あふれる新人。名前が早く出てくると良いな。
なにげに「インフルエンザ脳炎」なんて出てきたけど、マガジン読者でもいたのか*2
CSIと違って視聴者を置いていかないところが鑑識班のいいところ。CSIだとアッという間に結果が出てきますけど、鑑識班は「XX試薬による検査」とか手順を踏んでいるところがわかりやすかった。
ちなみに今回は足跡班はお休みだったらしい(そのかわりに交通鑑識が出張っていた)。

*1:『そくせき』って読んでね

*2:クニミツの政