英英辞典アプリと現物

このネタで書いたのは昨年(2010年)10月。
あれからいろんなアプリ辞典を購入し、また現物の紙の辞典も買った。
そこで、それぞれの辞典がどんな感じなのか、備忘録がてら書いて見ようと思う。『』の中がその辞典に書かれていた語義。
 
お題は「revenue」。9/07のワンポイントニュースで英会話の中で使われた単語である。主として国家歳入の意のみを掲出する。
 
まずは英和から。
研究社中辞典。『(税金などによる国の)歳入・(国家 団体 個人などの)総収入, 総所得』。
ロングマン英和。『歳入, 税収』。ロングマン英和は第二義で掲出。
 
続いて英英辞典(紙の辞典)。
LONGMAN Pocket English Dictionary。『money that a company or an organization earns』。
Oxford LEARNER'S POCKET Dictionary (Fourth edition)。『income, esp as received by the government』。
Oxford WORDPOWER Dictionary(1993年版)。『income received by a government, company, etc』。
PENGUIN POPULAR REFERENCE POCKET ENGLISH DICTIONARY。『the total yield of income; esp the income of a national treasury』。
 
iPodTouchで何かを読んでいて(或いは電池が切れて)、紙で調べるって言うときは、最近はもっぱらOxfordのポケット版を使用。コンパクトで語義も簡潔。LONGMANはちょっと語数が少ない感じ。
 
次はアプリの英英辞典。
ロングマン現代英英辞典。『money that the government receives from tax』。ロングマンは英和同様に第二義で掲出されていた。
LONGMAN Advanced American Dictionary。『money that the government receives from tax』。こちらも第二義で。
Oxford Advanced Learner's dictionary (8th)。『the money that a government receives from taxes or that an organization, etc. receives from its business』。
Oxford Dictionary of English。まず『income, especially when of an organization and of a substantial nature』とあって『a state's annual income from which public expenses are met.』と補足に説明されていた。
MACMILLAN Dictionary American Edition。『income from business activities or taxes』。
Collins COBUILD Intermediate Dictionary。『Revenue or revenues is used to refer to the money that a government or organization receives from people』。語義が文形式でも有名なCOBUILD。やはり文形式。
 
このほかにロングマンのビジネス英英・句動詞・イディオムを入れている。
 
普段はロングマン英英一本だが、なんかしっくりこないときは、続けてOxford→ MACMILLAN→ COBUILDという順に調べていく感じ。
米語系だとロングマン米語→ MACMILLAN。
またロングマン英英からロングマン英和→ 研究社中辞典ってコースもある。
 
操作性で良いと思ったのはロングマン英英とロングマン英和、Oxford。特にOxfordは常時検索窓が上にあるんでわざわざ検索画面に戻らなくて良いという利点がある。
ODEは、一番収録語数は多かったはずだが語義説明が初学者向きじゃないし(泣)。
MACMILLANとCOBUILD、研究社は検索画面でそのたびに検索窓の×にタッチしてリセットしなくてはならない(検索リセットの設定が出来ない)。
いちいち起動画面からスタートする辞典もある。なんか書籍を読んでいてずっとその辞典だけをひいているなら問題は無いのだが、iPodTouchでネットを閲覧して調べてまた閲覧して……となると、非常にうっとうしい(苦笑)。
 
どの辞書も一長一短。なかなか難しいものだ。