八何

 
よくある5W1Hなど、アレの類。
 
(1)誰が(行為の主体)
(2)誰とともに(共犯者)
(3)なぜ(原因、動機、目的)
(4)いつ(行為の日時)
(5)どこで(行為の場所)
(6)だれに対して(行為の客体)
(7)どんな方法で(行為の手段、方法)
(8)なにをしたか(行為の種別)
 
これは、いわゆるミステリーでは以下の
(a)フーダニット(誰が)
(b)ハウダニット(どんな方法で)
(c)ホワイダニット(なぜ)
などで、言われる。
 
よく挙げる『科捜研の女』をはじめとする科学捜査ミステリーは基本的には(a)+(b)のパターン。
先だって挙げた『警視庁継続捜査班』などのプロファイリング系は(a)+(c)かな。
 
ちなみに「ダニット」とは「have done it」のことで「それをした」という意味。
単に「did it」と過去形を使わずに完了形を使うのか、日本人の私には今ひとつ理解しにくい。
教科書的には「単なる(現在とは隔絶された関係ない)過去の事件」ではなく、「過去に発生して現在に至っている(解決すべき)事件」というニュアンスが含まれているのだろうなぁ〜。
 
(参考資料:『死体は語る』上野正彦・著) 

死体は語る

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