絢爛たる暗号&百人一首の謎

絢爛たる暗号 百人一首の謎を解く (集英社文庫)

絢爛たる暗号 百人一首の謎を解く (集英社文庫)

百人一首の謎 (講談社現代新書)

百人一首の謎 (講談社現代新書)

数年周期で、読み返したくなる本というモノが何冊かある。
そのうちの二冊。
 
どうしても百人一首というものを分析するとき、一首一首に着目しがち。
この作者、織田正吉氏は敢えて全体からの俯瞰に挑戦。
「何故、百人一首は同じような語句ばかりの句を集めたのか?」という疑問点に着目し、
定家と、後鳥羽院式子内親王にまつわる謎を見事な論法で検証している。
 
参考:評解 小倉百人一首
詳解小倉百人一首

詳解小倉百人一首

ちなみに高校の国語の教師は、女学生時代に全部を諳んじたおかげで
古典が強かったと、のたまっていた。
残念ながら、私にはそこまでの才が無かったが。
この本は、高校時代の古典の副読本。