必殺仕置人

無性に濃いドラマを見たくなる時ってありませんか?
そんなときは本棚からこれを引っぱり出してきてみています。
  
「必殺」と言えば聞かれた人のほぼ九割が「仕事人」と答えるでしょう。無論、異論はありません。
実際、テレビシリーズ全30作のうち「仕事人」という冠が付いているのは9シリーズにものぼります*1
しかしながら私としては初期の必殺を忘れて貰いたくありません。
特に「仕置人」は後の必殺の看板となる中村主水のデビュー作でもあり、大変意義のある作品だと思っています。
 
あと、個人的には天神の小六はもっとフィーチャーされても良いと思っています。彼についてはまた後日。
 
前にDVD-BOXが出たので財政が逼迫しているのにも関わらず財布の中身を大放出。
本当は「仕掛人」も買いたかったのですけど……予算不足で結局売り切れ(泣)。
 

#01「いのちを売ってさらし首」

獄門になったはずの「闇の御前」こと江戸無宿・入れ墨の長次郎が、実は廻船問屋浜田屋の主だった。
しかもこの浜田屋。番組の最初の方でしっかり顔も名前も出ている。
この三文小説ではあり得ない展開には、今でも舌を巻かざるを得ない。
さらにいきなり第一話の標的が北町奉行・牧野備中守という大胆な構成。
普通、奉行とか幕閣の連中を相手にするのはラストと相場が決まっている*2
 
最後、錠の家に集まり、仕置人チームを結成するときの主水のセリフは名言中の名言。

*1:無印・新・3・4・5・5-激闘・5-旋風・5-風雲竜虎・激突

*2:「激突」の最終回は勘定奉行だった