彩雲国物語(2) 「黄金の約束」

彩雲国物語―黄金の約束 (角川ビーンズ文庫)

彩雲国物語―黄金の約束 (角川ビーンズ文庫)

まあ大方の予想どおりに着々と収集中。
 
主人公の紅秀麗は家柄最高、家計最悪と言う超庶民派貴族(?)。
猛暑の折、朝廷の官吏達は夏バテで壊滅的人員不足に陥っていた。
そこに秀麗に助っ人のアルバイト要請が。
ただ、仕事場は女人禁制、しかも王の紫劉輝に見つかると何かとまずい。
苦肉の策で変装し、向かった先は戸部(財務省)だったが、そこの尚書(長官・大臣)が……。
 
伏線の張り方と、思いもかけない展開がこちらの虚を突かれる。
それが何とも心地よい。
お約束というパターンもあってそれもなかなか。